
| ●ふんわりもち〜ず─21世紀の和菓子コンテスト大賞受賞! お餅とチーズムース。この一見ミスマッチな組み合わせのお菓子、 あるアメリカ人の一言がヒントとなって生まれました。「日本のお餅、好きだけどやっぱりビーンズジャム(あんこ)は苦手」そんな友人のために何かお餅のお菓子をつくってみようと思ったのです。 もともとのアイデアは、東京製菓学校時代の恩師「TVチャンピオン」でもすっかり有名になってしまった堀正幸先生が研究会で紹介して下さった「もち〜ず」でした。なんてったってネーミングが単純でかわいい。オリジナルのレシピではお餅は求肥(ギュウヒ)でしたが甘すぎるので、餅本来のおいしさを味わえるよう甘さを最低限に抑えつつ、しかも冷やしても固くならないよう工夫しました。中のクリームも、評判のレアチーズケーキを買いあさり、チーズも5カ国8種類のクリームチーズを食べ比べ、結局くせがないことと和菓子と言うからには国産にこだわろうということで、北海道産の生乳でつくられる「よつばのクリームチーズ」にきめました。中身だけでもレアチーズケーキとしておいしく頂けるムースに仕立てました。しかし、この餅と中身、それぞれ別に食べるとおいしいんだけど、合わせるとどーも味がボヤける。そこで餅の中にレモンの皮をすって入れてみると、何ともさわやかですんなり餅とチーズムースがとけあってくれちゃったのデス。大成功!!若い女の子にはもちろん、和菓子初めての外国人にも大好評。最初は「え〜っ、ちぃ〜ずぅ〜??」としかめ面をしていたご年配の方々にもファンが増えているのです。 そんな皆さんに「これこそ21世紀に残したいお菓子よ!」との推薦を頂いて、98年2月「21世紀の和菓子コンテスト」参加することになりました。 私としては生まれて初めて参加するこのコンテストは、例年全国和菓子協会が主催する和菓子のイベントのなかで全国の和菓子大即売会や和菓子教室などとともに行われるもので、「21世紀に残していきたいと思うオリジナルの和菓子」を全国から集い、一般の参加者が試食審査します。試食審査には無料でだれでも参加できるので期間中一日5回の審査会には行列ができ整理券が配られるほどの人気。出品されたお菓子にには作者の名前とお菓子の名前・特徴が掲示されるのみでどこのお店のものなのかはわかりません。つまり というわけで、ちょっとした思いつきで作った「ふんわりもち〜ず」は押しも押されもしない当店の代表銘菓となりました。 |